旧GIGNブログ（移転作業中）

著名な大人気ゲーム、『Rainbow Six Siege（レインボーシックスシージ）』ことR6S。
世界各国の対テロ特殊部隊が登場し、リアルなグラフィックや音響による臨場感、接近戦ならではの緊迫感が味わえる…
たまらない人にはたまらない（←？）とても有名なゲームです。



タイトルの通り、このゲームにはGIGNが登場しています。
2015年に発売されて以降、MW3のように脇役的存在ではないこともあり、GIGNのキャラクターたちは相当の人気を誇っているかと思います。

一方で自分自身、平成最後と言われる今現在も、未だに『Rainbow Six Siege』は未プレイです。

このため前ブログおよび当ブログの記事やデータは、海外での画像、動画、Wiki等から集約したものとなっています(^.^;)

簡単に申し上げますと、「R6SのGIGNについてのコスプレ・サバイバルゲーム用の装備考察ページ」という感じでしょうか。

前ブログでコメントを頂く等、既に多くの方々が再現にチャレンジされていますが…
2019年のブログ移設に伴い、再編集させて頂きました。

そして現在、前ブログ・当ブログ問わず、個人史上 最も長い記事になっています(-"-;)

各キャラクターのガジェット、および『エリートスキン』の項目は、実際のGIGNとは あまりにも かけ離れているため除外しました。

一方で、実際のGIGNとの関係について大幅に追記しています。

これは「R6Sが過去の名作となった時も、GIGNファンとして残って頂けるように」という、沼へ引きずり込むという意図を全面に出しているからです（笑）

それでは、少しパワーアップした「R6SのGIGN装備考察」について…参りましょう！



◆各キャラクター共通の装備
ゲームに登場するGIGNのメンバーは、Montagne、Twitch、Doc、Rook各国ともに4名のキャラクターで構成されています。
CRBNにはLionというGIGN所属のキャラクターがいますが、まずは先述の4名に共通している装備から、見て参りたいと思います。


▼アサルトスーツ

服装については、実際のGIGNのアサルトスーツに準じています。

実際のアサルトスーツは数種類存在していまして、R6Sで着用されているスーツは2000年代以降のモデルに当てはまります。

個人輸入が可能な方へは、KeiderやDoursoux等のアサルトスーツがオススメです。

女性の場合（特にTwitchの装備を選択される場合）は、DoursouxのXS（150～160cm）サイズであれば十分 着用して頂けますが、基本的にヨーロッパ基準のサイズ感ですので、少し大きく感じられるかもしれません。

日本国内で実際のGIGNに合わせて服装を選ばれる場合は、極めて稀な例ではありますが、Tru-Specの『TRU-Xtreme』等を利用して頂けます。

それ以外で単純なコスプレ・サバイバルゲーム用の装備として揃える場合は、作業用のツナギ等で代用して頂く他ありません。


▼インシグニアパッチ

4名の全員が装着しているインシグニアパッチで、こちらも実際のGIGNのパッチに準じています。
日本国内ではbttc.さんの精巧レプリカパッチが、その他はヤフーオークション等にて、レプリカが購入できます。


▼リフレクティブパッチ／ロゴパッチ

Montagne、Twitch、Docの3名が装着している、GIGNの文字が入った長方形のパッチです。
厳密には「リフレクティブ」ではないかもしれませんが、「SWAT」や「POLICE」といった背面パッチでの呼称に倣いました。

2000年代から使用例が確認できますが、これは1990年代まで「背面にパッチを装着できない独特なデザインのベストを使用していた」ことが背景として挙げられます。

こちらもヤフーオークション等にて、レプリカが購入できます。

またTwitchとRookのイメージ画像では、ショルダーアーマーにもGIGNの文字が確認できます。

こちらは実際のGIGNでは見られないのですが、ヤフーオークション等で小型のロゴパッチが購入できます。
いや～良い時代になりました！


▼アーマーベスト／ボディアーマー

『アーマーベスト』という呼称は正式な名称ではなく、あくまで当ブログでの分類用の名称です。
基本的には「ボディアーマーとしての機能に加え、それまで別個にベストが担っていた機能も、パルステープ等として備えたもの」として定義させて頂いています。

4名の共に、ベースとなるアーマーベストは同じと思われます。
一見すると特殊な形状に思えますが、実はオーソドックスなデザインです。

ゲーム中のモデルから特徴を挙げますと…
・全体にパルステープ（MOLLE）を備えている
・体の正面と背面にパッチ用のベルクロスペースがある
・背面にキャリングハンドルがある
・両脇部分に凸状のバックルがある（カマーバンドのバックル、または蝶番？）
・肩部分の正面にベルト、背面にバックル（ファステックス）がある
・CIRAS等と比べると肩部分の幅は細くなく、むしろ太い
…といった特徴が見られます。

以下、どういったアーマーベストがベースに向いているか、少しだけ例をご紹介させて頂きます。

①Condor　DFPC　または　EXO

先程の特徴の内、凸状のバックル以外は全てクリアしているかと思います。
価格は約￥14,000円前後と、ミリタリーブランド／タクティカルメーカーの装備品としては平均的な価格です。

②NcStar　Carrier w/ External Pockets　（Rook向け）

Rookの装備再現に有用なモデルで、自分自身が友人のRook装備の制作時に利用しました。
先述のアーマーベストの特徴を抑えつつ、かつSAPIプレート等の挿入を考えたデザインとなっています。
ポケット内にはベルクロ付きのベルトが備わっていまして、無加工で「ゲーム中のRookと同じ位置でSAPIプレートを固定する」ことが可能です。

③FSBEタイプ　アーマーベスト

「とりあえず手軽に始めたい！」「足りないところは自分でカバーする！」という方々向けのアーマーベストです。
基本的にはフリーサイズで、かつ非常にシンプルなデザインのため…加工を前提とされている場合は特に、良いベースとなるでしょう。


▼アーマー／プロテクター

アーマーベストに装着するアーマー／プロテクターの類です。
4名の全員が装着していますが、形状はそれぞれ異なります。

個人輸入が可能な方へは、各アーマー／プロテクターがセットになっているものがオススメです。

代表的なものとしてはPantacやEagle等が挙げられますが、各国の警察等の放出品も良いかと思います。


①ネックアーマー／スロートアーマー

Montagne、Twitch、Docの3名は、それ程 難しくはありません。
LibraやTMC、その他 各国の装備品と そのレプリカ品で代用が可能です。

Rookのみ「∩」のような独特な形状をしていますので、オートバイ用等のスポーツ用品も視野に入れて頂ければと思います。

後述させて頂きますが、自分自身が友人の『Rookのアーマーベスト』を制作した際は、ロシアの『Defender 2』用のスロートアーマー（レプリカ）を利用しました。


②ショルダーアーマー

4名の全員が装着していますが、こちらは それ程 難しくはありません。
①と同様に、LibraやTMC、その他 各国の装備品と そのレプリカ品で代用が可能です。


③グローインアーマー／アーテリアルアーマー

4名の全員が装着していますが、こちらは少し厄介です。
質・形状、そして実際のGIGNの装備を意識される場合は、先述のPantacやEagle等の製品がオススメです。

LibraやTMC等のレプリカ品も利用可能ですが、R6SのGIGN装備としては「何となく似ている」という域を脱することができません。

このため、レッグパネルを逆向きに取り付ける等の工夫をして頂く必要があります。


▼無線機関連

4名の全員がアーマーベストに装着している、謎使用のラジオポーチです。

ラジオポーチの再現自体は難しくありませんが、実際に無線機として運用される場合は少し難しいです。

というのも、Montagne、Doc、Rookの3名はTwitchと違ってヘッドセットの類が確認できないのです。

ダミーラジオ（特小無線用のケース）とスロートマイクを利用して頂くことで、再現しつつ実働させることが可能ですが…
当然ながら特小無線機本体が必要ですので、その分の予算も必要となります。


▼レッグホルスター

少々見辛いですが、レッグホルスターとレッグポーチは4名の全員が共通となっています。
後述していますが、ゲーム中のピストルではM586がオススメとなりますので、まずは これに対応したホルスターを見てみましょう。

リボルバー対応のホルスターは、安価で出回っているものはヒップホルスターかショルダーホルスターが大半です。

実際のGIGNやフランス警察でも、基本的には革製のヒップホルスターやショルダーホルスターが使用されていました。

ゲーム中のモデルに近いものとしては、GK-Pro等のCQCホルスターが挙げられます。

GK-Proの製品はbttc.さん等で お取り寄せ・購入して頂けますが、M586のトイガンに対応しているかは未知数といえます(^_^;)

その他のリボルバー（特にM586やM686のようなLフレーム）専用のスマートなホルスターとしては…

FobusのK／Lフレーム対応のCQCホルスター、マックジャパンのシューティングホルスター、Safarilandのコンペティションホルスター等が挙げられます。
もちろん通常のCQCホルスターと同様に、抜き差しがタイトであったり、若干の”すり合わせ”が必要となる場合もあります。

結論を申しますと、お手軽・安価に済ませる場合は「リボルバーにも対応したレッグホルスター」で代用するしかない…という感じです。


▼レッグポーチ

レッグポーチは4名の全員が共通となっています。

これは国内でも大量に出回っている、SWATパッチ付属のレッグポーチで良いでしょう。

Montagneのみ、リフレクター（もしくはビニール系）のような光沢のあるパッチが装着されています。
また『Red Crow』なるアップデート後、Twitchには彼女の名前である「PICHON」という文字が入ったネームパッチが装着されています。
こちらは自作するか、ワッペン屋さんに頼むしか再現方法がありません…


▼ニーパッドとブーツ

ニーパッドはMontagneを除く3名が着用していまして、ブーツは4名の全員が共通となっています。

ホール数は3つで、かつバックルは三角になっています。

ですので、ALTAのニーパッド（およびそれを模したレプリカ）が最適かと思います。


ブーツは足の甲の側面辺りのみ、ホール部分にかけて布地が二重（？）になっていると思われます。
このようなデザインのブーツは中々ありませんが、Adidasの『GSG-9.2』がソックリです。

こちらの価格は3万円以上と（ブランドもののブーツとしては平均ですが）高価ですので、安価に済まされたい場合はオススメできません。
また残念ながら、実際のGIGNで全員が着用しているわけでもありません。

特に拘られない場合や、頻繁に着用されない場合は、安価なタクティカルブーツで十分かと思います。
コスプレやサバイバルゲーム等でしか着用されない場合、長い間 収納されていると、日本国内の気候から「かびるんOん」の被害を受けやすいです。

自分自身は高校時代にワンダーフォーゲル部だったこともあり、ブーツや登山靴は「高価なものほど頑丈で長く使える」という印象がありましたが、一概には言えません。
例えば自分自身はMagnumのブーツを履いていたことがありますが、だからといって万人にオススメはできません。
また個人的にはDanner等のレザーブーツが大好きなのですが、足の甲が当たって痛いため、履くことができません…残念です。

ですので、「何がベストか」は個人個人で決めて頂ければ良いのではないか、と思います(^-^)


なおグローブについては、4名共に考察・後述しています。
あえて共通のグローブを設定するのであれば、お馴染みの『SWATグローブ』がオススメです。

実際のGIGNでも1980年代から長らく使用されています。



◆各キャラクター共通のスキン
R6Sには「Skin（スキン）」と呼ばれる要素があるようで、キャラクターの外観を ある程度 変更することができるようです。
こちらでは4名共通と思われる「Bundle（バンドル）」で追加される各服装について、実際のGIGNの服装との関係をご紹介させて頂きます。


▼Ripstop Bundle（リップストップ・バンドル）

CEC（Camouflage Europe Centrale）とも呼ばれる、フランス軍全体で使用されている迷彩です。
実際のGIGNでも対テロ装備や中東派遣時に使用されていました。

GIGNでは上記のアサルトスーツと同型の迷彩スーツ、またはUBAS（Under Body Armor Shirt：アンダーボディアーマーシャツ）を使用していました。

個人輸入が可能な方へは、それらのレプリカや民生品がオススメです。
日本国内でもCE迷彩のF2戦闘服等の放出品が出回っていまして、タウンユースにも向いているかと思います。


▼Saharan Courage Bundle（サハラ・カレッジ・バンドル）

フランス軍全体で使用されている砂漠迷彩です。

残念ながら、実際のGIGNでは ほとんど使用例が見られません。

中東派遣時に少数が着用されていた可能性はありますが、何故かCE迷彩を着用していることが多いです。


▼Frozen Bundle（フローズン・バンドル）

フランス軍の山岳部隊（アルペン猟兵等）で使用されている冬季迷彩です。

実際のGIGNでも冬季装備＋対テロ装備という、極めて稀な例が存在していますが…

R6Sのものはグリーンないしブラウンの色調も含まれていますので、山岳部隊の迷彩服の方が より近いです。


▼Black Stone Bandle（ブラック・ストーン・バンドル）

Camopedia等で「CE迷彩の亜種」と呼ばれている、名称不明の迷彩です。

主にフランス国家憲兵隊の対テロ特殊部隊であるAGIGN（Antenne GIGN、旧称PI2G）や、国家警察の特殊部隊GIPN（Groupement d'Intervention de la Police Nationale）にて、着用されていました。

GIGNはAGIGNの創設に深く関わっていまして、訓練の指導時等では彼らも極少数を着用していたようです。



以上が各キャラクター共通の装備になります。

以下より、各キャラクター別の装備を見て参りましょう。



◆Montagne　（モンターニュ）



本名：ジル・トゥーレ
生年月日：1968年10月11日
出生地：フランス、ボルドー
身長：190cm　　体重：100kg

― フランス国家憲兵隊のベテランで、GIGNでも最古参のジル・トゥーレは、仲間を守る気概にあふれた男だ。味方の危機を救うためなら、彼は躊躇なく飛び出し、銃弾を防ぐ盾となる。 ―

4名の中で最も大柄で、最も重装備に見えます。
しかし実際はMontagne自身が大柄なだけで、アーマー自体に装着されているポーチ等は少量です。

参考画像はこちらです。

部位別に考えて参りましょう。


▼ヘッドギア

ヘルメットはお馴染みのMSAのKFS V2ですが、ネックガードが装着されています。
ドイツのDefender-Gearというショップさんのレプリカであれば、そっくりそのまま再現が可能です。

Shenkel等のレプリカを利用される場合は、ネックガードを自作して頂く必要があります。

この武士の兜のようなネックガードは、日本の武具の呼び名としては「しろこ」と呼ばれるそうで、こちらで検索すると様々な制作例を見ることができます。
余談ですが、MSAのカタログでは「Kabuto SPecial Forces」という表記が見られます(^-^)


▼ポーチ類

肩部分共通のラジオポーチx1、ライフル用マガジンポーチx2、小型のポーチx2、横長のポーチx1…
以上6個のポーチを各所に装着、という感じです。

ライフル用マガジンポーチは、AK用等の少し大きめなイメージですが、M4／M16用でも問題ないでしょう。
小型のポーチは、M14用マガジンポーチやファーストエイドポーチ、ハンドカフポーチ等が便利かと思います。
横長のポーチは、ショットシェルポーチや40mmカート用ポーチが良いかと思います。


▼グローブ

シールドとプロテクターで露出が極端に少ないため、上記の参考画像からの憶測に過ぎませんが…
Rothcoのケブラーグローブ、HatchのSP100、そして先述のSWATグローブ等が良いかと思います。
ゲーム中のモデルは、おそらくTwitch（Pre Red Crow）と同じものではないでしょうか。


▼プロテクター

右腕のプロテクターにつきましては、『C.P.E. Mounted』なる騎馬警官用のプロテクターが、中々良い感じです。
耐衝撃性等、実用面でも安心でき、価格も$109程と（一般的な防犯用品と比較した場合は）高価ではありません。
なお、上半身フルセットの場合は約$200程です。

これ以外について申し上げますと、忠実に再現する場合は自作する他ありません！

特に両足のプロテクターは、硬いシェルのようなものではなく、太腿まである長い形状でありながら、足の正面しか覆わないという…
さながら「衝撃吸収マット」のような仕様です。
スポーツ用や格闘技用のものは、Montagneのものに近い材質・形状のものが多いのですが、これらは「脛部分のみ」しか保護できません。

軍および警察系のライオットギア（暴徒鎮圧用プロテクター）をはじめ、バイク用、格闘技用、スキー・スノーボード用、アイスホッケー用等々…
視野を広げても成果は上がりませんでした(-"-;)


▼実際のGIGNとの関係

Montagneが使用している重装用のアーマーは、GIGNおよびフランス国家憲兵隊で実際に使用されていました。
ある書籍についての解説によると、アーマーの外装全体は耐火・難燃素材とのことで、身体に面する内側は衝撃吸収用のパッドが備わっています。
ソフトアーマーはアラミド等で構成されていまして、拳銃弾や散弾、手榴弾等の破片を防ぐことができるようですが、それらが腕部や脚部のパッドにも備わっているのが最大の特徴です。
脚部のパッドの形状は、しゃがんだり膝をついたりする他にも、階段やハシゴ等の上り下り、そして懸垂降下まで考慮してあるそうです。
胴体部分の前後にはハードプレート（セラミックプレート等）を挿入可能で、小口径のライフル弾まで防ぐことができますが…
真剣にフル装備状態での懸垂降下を考えていたのでしょうか(^.^;)

上記の通り、GIGNのみならずフランス国家憲兵隊の対テロ装備としても使用されていましたが…
重量過多のためか、使用されている写真は多くはありません。

一方で、2015年の『パリ同時多発テロ事件』では脚部のみ使用される等、その存在感を示していました。



◆Twitch　（トゥィッチ）



本名：エマニュエル・ピション
誕生日：1988年10月12日
出身：フランス、ナンシー
身長：168cm　　体重：58kg

― エマニュエル・ピションはガジェットを活用して仲間を支援する、科学技術のエキスパート。実戦では小型ドローンを操り、電気ショックで敵やトラップを無力化する。 ―

コードネームは『トゥィッチ』ですが、愛称は『エマ』の方が”らしい”かもしれませんね。
2016年11月に配信された『Red Crow』なるアップデートにて、Twitchの外観は二通りになりました…考察が面倒くさかったです。

①Pre Red Crow

部位別に考えて参りましょう。


▼ヘッドギア

Twitchのヘッドギアは非常に簡素で、2ホールのバラクラバとイヤホンマイクのみです。
イヤホンマイクは、無線機を実働させる場合のみ、端子の種類等に気を付けて頂く必要があります。


▼ポーチ類

肩部分共通のラジオポーチx1、ライフル用マガジンポーチx2、小型のポーチx3、横長のポーチx1、小型のラジオポーチx2、細長いポーチx1…
以上10個のポーチを各所に装着、という感じです。

ライフル用マガジンポーチ、小型のポーチ、横長のポーチは…前述の通りです。
小型のラジオポーチは、iCOM用ラジオポーチ等が良いでしょう。

ポーチの中身は…電動ガンのバッテリーに見えますね。

しかし使わないバッテリーを4つも購入するのはアレですし、「ダミーバッテリー」等というレプリカ類もありません（笑）
コストを最低限に抑える場合は、電線やコードを段ボールに固定しておいて、上からビニールテープでグルグル巻きにする…等で自作・再現が可能かと思います。

横向きの細長いポーチ（右胸）は、P90/UMP用マガジンポーチやMP5用マガジンポーチ、フレアポーチ、ナイフポーチ等が良いでしょう。
装着に関しましては、結束バンド等だけでも工夫次第で簡単に固定できます。


▼グローブ

先述の通り、Rothcoのケブラーグローブ、HatchのSP100が良いかと思います。


▼プロテクター類（左腕のデバイス）

再現を全く無視して、むしろ実用性を重視する場合であれば…
プロテクターの上からスマートフォン用のバンドを装着することで、実際のGIGN等の特殊部隊と同じように活用して頂けます。

それ以外では、やっぱり忠実に再現する場合は自作する他ありません！


②Post Red Crow

GIGNの文字が入ったパッチが背中だけでなく胸部にも装着されています。
その他についても部位別に考えて参りましょう。


▼ヘッドギア

バラクラバは上記と変わりませんが、イヤホンマイクはヘッドセットになっています。
こちらも、使用される無線機に合わせて選んで頂いて良いでしょう。


▼ポーチ類

こちらは新たなポーチが追加されたり、元々あったポーチが無くなっていたり、配置も変わっていたりと…ちょっと面倒くさいですね（笑）
まず共通のラジオポーチx1は左胸に移動していまして、左肩には代わりにPTT（PELTORタイプ）が追加されています。
その他は小型のポーチx1、小型のラジオポーチx2、細長いポーチx1…という感じで、これらは前述の通りです。

右胸にはライフルマガジンポーチx2は、オープンタイプでありながら「ファステックスを備えたナイロンバンド」が使用されていまして、中々難しい形状となっています。

通常のマガジンポーチでもオープン状態で使用できるものがありますが、それらはゴムのテンションでマガジンを保持するため、ナイロンバンドは併用しないことが大半です。
オープンタイプのマガジンポーチも ほとんどがゴムストラップで、表面にパルステープが備わっているものが多いため、完全再現は難しいかもしれません。

背面には、ドローン用のハードケースと思われるものが装着されていますが、こちらも忠実に再現する場合は自作する他ありません！
ハードシェルのバッグやポーチ、カメラケース等を探してみましたが、アシンメトリーなデザインのものは見つけられませんでした…


▼グローブ

グローブは他の3人に比べ、スマートで近未来的なデザインです。
Mechanix WearのMPACTグローブがピッタリかと思います。


左手のガジェット用デバイスの方は、あまり変化がなく ほぼ同型です。
強いて言うのであれば、厚みが薄くなっている程度でしょうか。


▼実際のGIGNとの関係

フランス国家憲兵隊では、数多くの女性が任務に従事されています。
実際のGIGNでも、2015年の『パリ同時多発テロ事件』にて女性隊員が確認され、ちょっとばかり話題になったようです。
2015年以前から、式典等で制服姿の女性隊員の写真が確認されていましたが、対テロ装備を装着して任務に従事する写真・映像が確認されたのは この事件が初めてでした。

ドローンについては、実際のGIGNでも2010年以降から使用されています。

それまでキャタピラや4輪を使用していたドローンも、今日ではR6Sのドローンと同じ2輪のような外観となり、2015年以降には飛行ドローンも確認されました。

また、ドローンの操作用なのかは不明ですが、2016年には左腕に「何らかのデバイス」を装着している隊員も確認されています。



◆Doc　（ドク）



本名：ギュスターヴ・カテブ
誕生日：1977年9月16日
出身：フランス、パリ
身長：177cm　　体重：79kg

― ギュスターヴ・カテブこそ、真の利他主義者だ。国境なき医師団のボランティア、特殊作戦旅団の軍医を経て、傷ついた仲間を遠くからスティムピストルで蘇生させる有能なメディックとなった。 ―

装備品の所々が白色で、ゲームをプレイしたことが無い自分でも衛生兵だと認識できる、独特な装備が印象的です。
ゲーム中では、仲間なら「ヘルメットやアーマーの上から撃ち抜いて蘇生させる」ことができるようです（笑）

参考画像はこちらです。

部位別に考えて参りましょう。


▼ヘッドギア

DocのヘッドギアもMSAのKFS V2ですが、Montagneと違ってネックガードが無いため、ヘルメットを塗装（または加工）するだけでOKです。
先述のドイツのDefender-Gearというショップさんや、フランスのAirsoft-Balistiqueという個人ショップさんのレプリカ、そして国内のbttc.さんのレプリカ等を利用して頂ければ、そっくりそのまま再現が可能です。
もちろん、お手軽なShenkelのヘルメットを利用して頂いても良いでしょう。

イヤホンコードも確認できますので、Z-Tactical等のスロートマイクを装着されると良いかもしれません。
（Montagneはネックガードで隠れていますが、同じようにスロートマイクの類を装着している可能性が高いです。）


▼ポーチ類

肩部分共通のラジオポーチx1、ライフル用マガジンポーチx1、小型のポーチx6、横長のポーチx2、ピストル用マガジンポーチx2…
以上12個のポーチを各所に装着、という感じです。

ライフル用マガジンポーチ、小型のポーチ、横長のポーチは…前述の通りですね。
ピストル用マガジンポーチは右肩に装着されています。


▼グローブ

ゴム手袋という、最も手軽なグローブ（？）ですね。
コスプレで長時間使用すれば、間違いなく手が蒸れますし、サバイバルゲームで至近弾を受ければ、間違いなく痛いですが…
これがなければ「ドクらしさ」が失われてしまうので、何とも難しいですね(^-^;)


▼ショックパドル（除細動器）

Docはプロテクターを何も装着していませんが、代わりにショックパドルが必要です。
このショックパドルも、忠実に再現する場合は自作する他ありません！

児童向けの「お医者さんセット」等も探してみましたが、AED等は見られませんでした。
生命に関わる装置ですので、おもちゃが無いのも当然かと思います。

他方、いわゆる「おもしろグッズ」として「ショックパドル型トースター」なるものがありました。

ゲーム中のモデルも、長方形の本体に取っ手とボタン、コードが付いているだけの単純なものですので、簡単に作れるかもしれません。
例えばタッパー等は角が丸くて長方形で、厚みがあり、中が空っぽで”仕掛け”も内蔵できるため、良い素材になるかと思います。


▼実際のGIGNとの関係

GIGNを含むフランス国家憲兵隊の一部では、ゲーム中のDocと よく似たスタイルが存在していました。
もちろんショックパドルは携行されていませんし、スティムピストルも存在しませんので、共通点はゴム手袋くらいでしょう（笑）



◆Rook　（ルーク）



本名：ジュリアン・ニザン
誕生日：1990年1月6日
出身：フランス、トゥール
身長：175cm　　体重：63kg

― 本名ジュリアン・ニザン。小さなアーマープレートを用いた、GIGN独自の新兵向け訓練を担当していた。実戦でもこのアーマープレートを使いこなし、仲間の防備を固める。 ―

4人の中で最も若いGIGN隊員です。
チームメイトの国籍問わずプレートを配る姿から、親切な人物なのかもしれません。
彼の装備はポーチの類がラジオポーチのみのため、比較的 安価です。

参考画像はこちらです。

部位別に考えて参りましょう。


▼ヘッドギア

RookのヘッドギアもMSAのKFS V2ですが、Montagneと違ってネックガードが無く、またDocのように白くもないので、最も簡単に再現できます。
先述のドイツのDefender-Gearというショップさんや、フランスのAirsoft-Balistiqueという個人ショップさんのレプリカ、そして国内のbttc.さんのレプリカ等を利用して頂ければ、そっくりそのまま再現が可能です。
そしてもちろん、お手軽なShenkelのヘルメットを利用して頂いても良いでしょう。

ネックアーマーで隠れていますが、彼もまた他の3名と同様に、スロートマイクの類を装着している可能性が高いです。


▼ポーチ類

Rookにはポーチ類が一切なく、左肩に謎仕様のラジオポーチが1つあるのみです。

代わりに、Rookはリフレクター付きのプレートポケットを装着しています。

プレートポケットを忠実に再現する場合は、やはり自作して頂く必要がありますが…
先述のNcStarのアーマーベストであれば、加工等の必要はありません。


▼グローブ

RookはSWATグローブを着用しています。
手の甲にラインが入っているタイプですね。


▼プロテクター

左腕のプロテクターにつきましては、Montagneの項で登場した『C.P.E. Mounted』なる騎馬警官用のプロテクターが良い感じです。

…が！結論を申しますと、Rookの場合も忠実に再現する場合は自作する他ありません！

ゲーム中のモデルは凹凸のないシンプルな外観で、かつ手の甲まで保護できるモデルですが、そのようなモデルは見つけられませんでした。

後述させて頂きますが、自分自身が友人のRook装備を制作した際は、格闘技用の「脛用プロテクター」を腕にはめることで解決しました(^_^;)


▼実際のGIGNとの関係

Rookについては「隊員が隊員を撃つ射撃テスト」が映像として登場していますので、実際のGIGNについても 今や広く知られているかと思います。

近年では狙撃銃でも射撃テストが行われていますが、2018年には再びリボルバーが確認されました。


― ルークよ、リボルバーを使うのだ ―
― リボルバーは常にGIGNと共にある ―




◆Lion　（ライオン）



本名：オリヴィエ・フラマン
誕生日：1985年8月29日
出身：フランス、トゥルーズ
身長：185cm　　体重：87kg

― 生まれてからずっと、ポン・デ・リングしか食べたことのないポン・デ・ライオン。いつでも、もちもちのポン・デ・リングを食べられるから、草や木の実をためす必要がなかったらしい。―

Lionの装備は実際のGIGNから最も かけ離れているため、前ブログでも考察していませんでした。
ただ一切触れないのも可哀想かなと思いまして、ならば「いっそのこと実際のGIGNから より離れて頂こう」と思いまして…

…というのは冗談でして、大変恐縮ながら国内外からカワイイと評価を頂いたので、単に載せてみただけです（笑）

なおプロフィールはミスタードーナツさんのホームページからの引用です （本当です 笑）。



◆登場するGIGNの武器
「ゲーム中にGIGNが使用している武器」を順番に見て参りましょう。
あくまで「実際のGIGNでの使用例」を念頭に考えていますので、その点をご了承下さい。


▼LEP586　（S&W M586）

〔トイガン〕　マルシン、クラウン、コクサイ　等
S&Wのリボルバーです…GIGNといえばリボルバー！ですね！

実際のGIGNではステンレスモデルの『M686』を使用していたため、厳密にはスチールモデルの『M586』では合致しません。

しかし後述のP9の都合上、コスプレやサバイバルゲーム等で使用する場合はM586一択になりますので、是非ご活用下さい(^-^)


▼P9　（FN FNP-9）

〔トイガン〕　無し
FNのポリマーフレームピストルで、今のところGIGNでは使用されていません。
「9」は9mm仕様の名称とのことで、他にも45（.45 ACP）等のバリエーションがあるようです。
『FN FNS-9』というモデルは、Cybergunがトイガンとしてモデルアップしています。

余談ですが、自分の友人や某お店等では、Beretta 92Fでお馴染みの『M9』と混同されている方がいらっしゃいました。

実際のGIGNでは、フランスが採用・ライセンス生産したBeretta 92Fこと『PAMAS G1』を使用していました。
ですので、間違ってM9を購入されてしまっても、実際のGIGNとかけ合わせて頂ければ問題なかったりしますので、実際のGIGN装備も目指して頂ければ幸いです。


▼F2　（FA-MAS F1）

〔トイガン〕　東京マルイ、Cybergun　等
フランスといえばFA-MASといっても過言ではない…かもしれない…そんなアサルトライフルです。

実際のGIGNでは2015年の『パリ同時多発テロ事件』等でも確認されましたが、常に日陰の存在でありました。

今やHK416に圧倒されてしまっていますが…イギリスのL85然り、オーストリアのAUG然り…個人的には もう少し頑張って頂きたかったです。


▼417　（HK417）

〔トイガン〕　東京マルイ、VFC、S&T　等
バトルライフルまたはマークスマンライフルに分類される、HK417です。

実際のGIGNでも少数が見られる他、フランスの国家憲兵隊・国家警察の対テロ特殊部隊では突入班に随伴していることも しばしばです。

2010～2015年以降のGIGN装備はもちろん、1挺あれば他国の特殊部隊装備と併用できて便利でしょう。


▼MP5　（H&K MP5）

〔トイガン〕　割愛（笑）
「MP5です」だけで済む位、説明しようがない有名なSMGですね。
ゲーム中のモデルを見る限り、いわゆる『MP5F』のストックとローマウントが装着されていまして、ハンドガードは『Keymod』となっています。
ストックとローマウントは比較的簡単に見つかりますが、KeymodはLaylaxのもの位しか見当たりません。
しかし該当するパーツがゼロというわけではありませんので、十分再現可能かと思います。

もちろん、実際のGIGNでも未だに現役です。

モデルは変わりつつも古参といえる存在になっています。


▼P90　（FN P90 TR）

〔トイガン〕　東京マルイ、King Arms　等
「P90です」だけで済む位、これまた説明しようがない有名なPDWですね。
実際のGIGNでは、一時期に比べると かなり数を減らしてしまいました。
レイルにはアイアンサイトが取り付けられていて、フロントサイトはH&K系かと思われますが、リアサイトは発見できていません。
形状的にはダニエルディフェンス系が近いかもしれませんが、面倒な場合は光学照準器を載せて頂ければOKかと思います。
マガジンにはテープが巻かれているようですが、再現方法によっては（電動ガンでは）給弾不良を招く可能性があります。

実際のGIGNでも数多く見られましたが…

2015年以降は、急速に数を減らしてしまいました。


▼SG-CQB　（H&K FABARM SDASS）

〔トイガン〕　無し
カスタムされたショットガンです。
海外サイトのimfdbでは、原型はH&KのFABARM SDASSおよびFP6と紹介されていました。
特徴的な折り畳み式のワイヤーストックが装着されていますが、こちらも簡単に検索しただけでは発見できませんでした。
Butler Creekのワイヤーストックが近い形状ですが、少し似ている程度です。


▼G36C　（H&K G36C）

〔トイガン〕　割愛（笑）
「G36Cです」だけで済む位、これまた説明しようがない有名なアサルトライフルですね。
さてR6SではAsh（アッシュ）というFBI SWATのオペレーターが使用しているそうで、GIGNのオペレーターは使用できないようです。

しかしながらUbisoftのアートの中には…

ご覧の通り、Montagne、Doc、Rookの3名がG36Cを構えています。

実際のGIGNでは2010年以前から使用されていまして、現在は大半がHK416にとって代わられていますが、先述のAGIGN等では多用されています。


▼MP7　（H&K MP7）

〔トイガン〕　東京マルイ、KSC　等
「MP7です」だけで済む位、これまた説明しようがない有名なPDWですね。
R6SではBandit（バンディット）というGSG-9のオペレーターが使用しているそうで、これまたGIGNのオペレーターは使用できないようです。

実際のGIGNでも少数しか運用されていませんし、R6Sに至ってはコンセプトアートにすら登場していませんが…

ヨーロッパのLE装備の活性化と、MW3のGIGN装備での思い出もあって、特別にご登場頂きました(#^_^#)


なおV308につきましては架空である云々の前に、GIGNがVectorを使用する可能性が極めて低いため、意図的に掲載していません。



◆おわりに
ということで…お送り致しましたが、お楽しみ頂けたでしょうか。

前ブログからの移設に伴い、情報を整理・削減したはずなのですが、やっぱり個人史上 最も長い記事になってしまいました(-"-;)

そして長い記事を書いておきながら、未だにゲームをプレイしていないという…
もう「R6Sが過去の名作となった時も、GIGNファンとして残って頂けるように」という、下心が見え見えな状態です（笑）

個人的には、考察前は「MW3のGIGNよりは実際のGIGNに近いから、忠実に再現できるだろう」と思っていましたが…甘かったです。

装備に関しては まだ何とかというレベルですが、ゲームを象徴するような架空のガジェット類は、再現が非常に難しいと思います。

当ブログでは『GIGNアーカイブ』となっていますので、前ブログと同様に、GIGN以外の特殊部隊の考察はしていません。

FBI-SWATやSAS、スペツナズは、実物・レプリカ共に ある程度出回っていますので、装備の再現自体は可能かと思います。
GSG-9は、服装は まだしもヘルメットの入手難易度や価格が致命的だと思っていましたが、こちらもレプリカが増えているようです。

ともあれ、私自身が「MWシリーズの全盛期で、大学時代に友人や同級生の方々と話題に上がることが多かったのに加え、それらが思い出に残っている」身ですので…
例えば現在 学生である方々も、同じように盛り上がっていらっしゃるかもしれません。

どんなゲームの装備でも、お好きな方は是非とも開拓して頂ければと思います(^-^)

そして何より、それをキッカケに実際の部隊について興味を持って頂ければと思います！

ではでは！